皆様こんにちは!

代表の佐久間です!最近では朝晩は肌寒くなってきましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

季節の変わり目は体調を崩しやすくなりますのでお体ご自愛下さいね!

 

最近よくお客様から言われる事があるのですが、「水性塗料よりも油性塗料のほうが強いよね?」

という言葉、、、

実は以前は実際に油性塗料のほうが耐久性の高い物が多かったです。

同じ塗料名でも水性と溶剤では耐久性も違いましたし、金額も全く違うものでした。

 

ですから昔は私もお客様に油性塗料をお勧めする事が多かったのですが、最近では水性塗料をお勧め

する事のほうが多くなってきました。

耐久性が劣るのになぜ?と思われるかもしれませんので今日は水性と油性の違いをお話ししたいと思

います。

 

 

 

 

 

 

まず油性塗料と水性塗料の大きな違いはその溶剤の違いです。

 

溶剤とは塗料を構成する、顔料(塗料に色を付ける着色剤)や樹脂を混ぜ合わせた液体の事です。

 

この溶剤が油性の場合はシンナーなどの【揮発性有機溶剤】が多く使われています。

 

それに対して水性の場合は主に【水】が使われています。

 

 

 

 

 

 

塗料というのは塗る前は液体の状態ですが、塗った後は液体の塗料から【有機溶剤】が揮発、または

【水】が蒸発する事により塗料が乾燥して幕になり色が残ります。

 

そして一旦乾燥してしまえば、油性でも水性でも水には溶けません。なので屋外や水周りに水性塗料

を使ったとしても、しっかりと乾燥させれば問題はありません。

 

しかし、水性塗料や油性塗料にはそれぞれのメリット・デメリットがあるので、それぞれの特徴を知

ったうえで塗料を選んだほうが良いでしょう。

 

水性塗料のメリット

 

・VOC(揮発性有機化合物)が油性系に比べて少ないので、人体に優しい

・希釈(使いやすいように薄める)が水なのでコストを抑えられる

・扱いやすい

・匂いが残りにくい

・不燃性

・保管しやすい

 

などがあげられます。

基本的に使用後の用具の洗浄も乾くまでは水で洗えるので扱いやすく、可燃性なので保管も

しやすいので、DIYの時は水性がお奨めです。

一般的には油性に比べて価格も低めなものが多いです。

 

水性塗料のデメリット

 

・気温や湿度の影響を受けやすい

・乾燥が遅い

・金属などとは密着性が低く、下地調整が必要になる場合がある

・同じ価格帯で比較すると、油性よりも耐久性が低い場合がある

 

などがあげられます。

 

油性塗料のメリット

 

・乾燥が早い

・金属や樹脂との密着性が良い

・同じ価格帯で比較すると、水性塗料よりも塗膜が強い場合がある

 

などがあげられます。

ですから金属系を塗装する場合は油性塗料のほうが合っていると言えます。

 

油性塗料のデメリット

 

・シックハウス症候群の原因の一つとして考えられるVOCが多く含まれる

・希釈にシンナーなどが必要な為、水希釈よりもコストがかかる

・扱いに手間がかかる

・有機溶剤に強い臭気がある為、臭いが残りやすい

・保管時に注意が必要

・発火のリスクがある

 

などがあげられます。

やはり一番のデメリットは臭気です。

有機溶剤が人体に悪影響がある為、人が生活する室内の壁などに使用する事は避けましょう。

また、有機溶剤は可燃性の為、火気厳禁になります。塗料の保管場所にも注意が必要です。

油性塗料は希釈する時や用具を洗う際にもシンナーなどの有機溶剤が必要になりますので扱いには

手間がかかります。

 

 

 

 

 

 

このようなことから、油性と水性にはどちらにもそれぞれの特徴があり、一概にどちらが良いとは

言えません。

しかし、シンナーは人体に害があるので、近隣に家が近い場合やお家に妊婦さんや赤ちゃんが要る

場合、ペットなどを飼われている場合は油性塗料はお奨めしません。

 

水性塗料にも油性塗料に遜色のないレベルまで品質が向上しているものがありますので、このような

事から水性塗料をお勧めする事が多くなりました。

 

 

そして塗料の事を考える時にもう一つ注意したいのが、一液型と二液型です。

 

塗料には蓋を開けてそのまま使える一液型(空気乾燥型)と二つの液を混ぜて使う二液型

(反応硬化型)があります。

 

この1液・2液とよばれるものにもメリット・デメリットがありますので一応記載しておきます

 

1液型のメリット

 

・2液型の塗料と比べると価格が安い

・塗料が付着しても、シンナーや水で落とす事が出来る

・残った塗料は次に使える

 

1液型のデメリット

 

・2液型と比べると塗膜が弱い場合がある

・光沢保持・密着性・耐久性が2液型よりも若干劣る

 

があげられます。では逆に2液型はどうでしょうか?

 

2液型のメリット

 

・主材と硬化剤の反応で固まる為、体積の変化が小さい

・1液型に比べて塗膜が強い場合がある

・密着性が高い

 

2液型のデメリット

 

・主材と硬化剤を混ぜてしまった材料は硬化してしまうので使い切る必要がある

・1液型と比べて価格が高い傾向にある

・塗料が付着した場合、非常に落としにくい

 

などがあげられます。

これは私の感覚ですが、2液型というのはプロでないと扱いが難しい為、DIYには向かない

と思います。

ちなみにこの主材と硬化剤の混合比率というのは各材料で配分が決められており、しっかりと

秤で計って混ぜないと、硬化不良などの不具合が出る為、かなり気を使います。

さらに各材料によって撹拌時間も変わってくるので使い慣れた材料でも必ず混ぜる前に仕様書

を確認します。

 

以上の事から、皆様がDIYで塗装する際は、壁などでしたら1液型の水性塗料を、鉄部など

の塗装なら1液型の油性塗料をお奨めします。

 

勿論、本格的にお家全てを塗装される際は、必ず専門の業者に材料を確認してもらってからに

して下さいね!(笑)

下地処理が必要な物や、基材に合っていないものを塗ってしまうと大変なことになりますから。

 

さて、それでは水性塗料と油性塗料の違いについてはこのへんにしておきたいと思います。

この他にも、何か知りたい事があればお気軽にお問い合わせくださいね!